ゲッキツ(シルクジャスミン)の育て方|芳醇なアロマと美しいグリーンで癒し効果抜群

(画像引用元:PhotoAC

ゲッキツは癒し効果が高いことから、オフィスグリーンとしても人気がある観葉植物です。遠くまで届く強く甘い香りと、ジャスミンにも似た形状の白い小さな花を咲かせることから、シルクジャスミンの別名でも知られています。

常緑の小高木で、根も幹もそれほど大きくならないゲッキツは、屋外だけでなく室内でも育てることが可能です。

この記事では天然の芳香剤であり、癒し効果の高いゲッキツの育て方や特徴について、ご紹介します。

オフィスグリーンとして大活躍のゲッキツ

オフィスグリーンとしてのゲッキツには、グリーンによる眼精疲労を緩和する効果のほかにも、次のようなメリットが期待できます。

  • 香りによるオフィス環境の整備
  • 威圧感のないパーティション機能

香りによるオフィス環境の整備

ゲッキツは、オレンジにも似た甘やかな香りを放つ白い花を咲かせるため、オフィスでは天然の芳香剤としてアロマ効果を発揮します。

ゲッキツの香りは、フェニルエチルアルコールや安息香酸ベンジルといった香り成分から構成されています。これらの成分は、アロマの精油に含まれる成分です。化粧品などにも使用されています。

香り成分香りの特徴香りに期待できる効果同じ成分が含まれる他の植物
フェニルエチルアルコール・甘く快い香り・バラ、ハチミツ、フローラル等に例えられる・抗不安作用・防腐作用・バラ・カーネーション・ヒヤシンス
安息香酸ベンジル・フルーティー・血管拡張作用・防虫・イランイラン

ただ、執務中に強い香りが充満するのは避けたい、と思う向きもあるでしょう。しかしゲッキツの花は夜の間にもっとも強く香るため、日中の執務に支障をきたす不安はありません。執務開始の頃には柔らかな芳香に変わります。

威圧感のないパーティション機能

革質で光沢のある濃い緑色の葉が密に生えること、また成長すると100〜170センチ程度に成長することから、複数の鉢を並べて、グリーンのパーティションとして活用することもできます。

例えば、来客の出入りが多いオフィスのエントランスや、不特定多数の従業員の目に触れさせたくない書類を取り扱うデスク周りは、目隠しになるものを設置したいところでしょう。しかしパーティションで仕切ることによる、物々しく閉鎖的な雰囲気になるのは避けたい。こういったシーンでゲッキツを活用すれば、おしゃれな雰囲気を醸しながら目隠し効果が期待できます。

ゲッキツの特徴

ゲッキツは東南アジアが原産の、ミカン科の植物です。暖かい場所を好みますが、耐寒性もあるので越冬も可能です。

ゲッキツには、いくつもの別名があります。もっともよく知られているのは、ジャスミンに似た花をつけることに由来する、シルクジャスミンという呼称です。またオレンジに似た芳香に由来するオレンジジャスミンや、遠方まで香りが届くことを意味する万里香という呼び名もあります。

またゲッキツには、初夏に白い花をつけたあと真っ赤な実をつけるという、目にも楽しい植物という側面もあります。グリーンのパーテーションとしてゲッキツを活用すれば、新緑の葉、可憐な白い花、丸いシルエットがキュートな赤い実と、常に見る人の目を楽しませ、季節の移り変わりを感じさせる、風流さで、オフィスの雰囲気をワンランクアップさせるでしょう。

顧客をお通しする応接室のパーテーションをゲッキツにすれば、アイスブレイクの話のネタにもなります。なお開花後に実る赤い身は、果実のような甘みはないものの、食べることも可能です

ゲッキツの育て方

育てる場所

ゲッキツは、日当たりの良い暖かい場所で育ててください。オフィス内の光が差し込む場所であれば、あらゆる箇所で育てることが可能です。耐寒性がある植物ですから、5度以下にならなければ越冬もできます。

ただし湿度が高くなりすぎると、害虫がつくことがあります。適宜葉を剪定して風通し良い状態を維持することが、ゲッキツを上手に育てるポイントです。

水やりの頻度

ゲッキツは、やや乾燥気味に育てる方が元気に育つ観葉植物です。土が乾いたら水やりのタイミングですが、この時、目で見ただけで判断してはいけません。

土の表面を見るだけでなく、土の表面に触れて、完全に土が乾き切っていることを確認してから、水やりしてください。

剪定

ゲッキツの剪定は、開花後におこないます。

剪定といっても、形を整えるほか、枯れた枝や病気になっている枝を軽く取り除けば十分です。開花後の一手間で、翌年も美しく芳香を放つ花を咲かせることができます。

肥料

苗の状態で売られているゲッキツは、10センチ程度の小ぶりな植物ですが、成長が早いので、スクスクと大きくなります。その分、肥料を与えて栄養を補給してやることは欠かせません。

ゲッキツが成長期を迎えるのは、5月〜10月の時期です。この時期は、2ヶ月に1回を目処に肥料を与えると、元気に育ちます。

頻繁に肥料を与えるのが手間であれば、固形や液状で、ゆっくり栄養が行き渡るタイプの肥料を使うとよいでしょう。

植え替え

ゲッキツは強い観葉植物です。冬を除いた暖かい時期であれば、いつでも植え替えできます。2年くらいを目処にプランターのサイズを大きくし、土も新しいものに交換してください。

ただ大きく成長したゲッキツの場合、植え替えはかなりの重労働になるでしょう。自分で植え替えが難しい場合は、オフィスグリーンの植え替えに対応する専門の業者に依頼するのもひとつの方法です。

料金はかかりますが、重労働の手間を省けるほか、植物の根を傷つけることなく植え替えすることも可能です。

まとめ

剪定や肥料といった世話をすれば、毎年美しい花と実で見る人を楽しませてくれるゲッキツは、目にも鮮やかで、アロマによる癒し効果が楽しめる珍しい観葉植物です。

緊張感が漂うことも少なくないオフィスに柔らかな雰囲気がプラスされることで、コミュニケーションを取りやすくなるほか、業務効率アップ効果も期待できるでしょう。

癒しの観葉植物、ゲッキツを活用して、オフィス環境をクラスアップさせてみてはいかがでしょうか。

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